おやつに野菜

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さつまいもが甘くない

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この時期、「さつまいもがまずい」という声を聞くことがあります。

どうしても冬の時期のさつまいもと比べると確かに味が落ちます。

冬のサツマイモは秋に収穫後、いくらか保存期間を置いて出荷されます。

10度以上18度以下くらいの環境で2週間ほど保存すると

さつまいものでんぷんが糖化されて甘くなります。

この時期ですと堀たてで、すぐに出荷されますから

どうしても、その時期のに比べると甘さがありません。

また、温度が高い今ですと

土の温度も高く甘くならないようです。

さつまいもは南米が原産地で

南米のなかでも冷涼なところで育ったので

温度が高いのは苦手です。

また低くすぎてもだめです。

低すぎるとさらに糖化が進み溶けてしまいます。

冬の時期、売場で寒い所に置いたりすると

溶けてしまうことがよくあります。

他にもいろいろ理由があります。

まず品種ですね。

甘い品種やそこそこ甘い品種、あまり甘くない品種。

あまり甘くない、というのは相対的にですね

甘い品種に比べると甘くない。

あまり甘くない品種だけどホクホク感がある、色がいい。

とか甘さが相対的に低い品種でもいろいろな特徴があります。

しかし、甘くない品種でも

産地によっては甘かったりします。

品種の他、同じ品種でも産地によっても甘さは違います。

お客様がそこのところ、どう見分けるかは

やはり「高いものが良い」としかいいようがありません。

 

栽培の時点でも

甘くならない要素があるようです。

窒素の肥料のやりすぎは茎ばかり育って

芋がよく太らないようです。

水はけが悪いとあまり甘くならないようです。

そればかりか腐ってしまうことも。

栽培のコツで「掘り出してやり、土に空気を入れてやる」

というのもありました。